【集中連載(3)「1強」桜花賞 メジャーエンブレムに死角なし!?】2016年春のクラシック第1弾にして3歳牝馬3冠初戦、第76回桜花賞(10日=阪神芝外1600メートル)。今年の注目は何といってもステップレースのGIIIクイーンCで異次元の強さを見せた2歳女王メジャーエンブレム。2つ目のGIタイトル奪取へ向けた最終調整(6日朝=美浦)の模様をお届けする。
すべてが規格外――これがメジャーエンブレムに対する陣営の共通認識だ。
調教パートナーの高木助手は困惑気味の胸の内を伝える。「クラシックでは前走からの変化(上昇)がポイントとなるけど、もはや何を変える必要があるのか。その答えが見えないほどのポテンシャルを感じている」
陣営が口にするスケールの大きさは、最終追い切りにも如実に表れた。併走する同厩の6歳馬ダンディーレイ(1000万下)、カズノテイオー(3歳500万下)を1秒前に見る形でウッド5ハロン標からスタート。4ハロンでさらに開いたその差がみるみるうちに縮まったのは、3ハロン標を過ぎてから。内に潜った直線は弾むようなフットワークで一気に抜き去り、ゴールでは3馬身先着。5ハロン65・0秒を計時した1週前に続き、マークした数字は65・3―12・4秒(強め)と強烈。輸送を直後に控えた3歳牝馬にとっては過酷にも映るハードトレだが、それに耐え得る強さこそ同馬の躍進の源でもある。
「恵まれた体格、体力、精神力に加え、旺盛な食欲。それがあるからこそ、これだけ攻められるんです。1年付き合ってきたけど、これで牝馬ってのが信じられない。いい状態できていると思う。現状506~508キロなので、体も前走と同じくらいで出せると思います」
見守った田村調教師は満足げ。「チーターのよう」と評する背中を使った柔らかみのある走りは、良好な調整過程を雄弁に伝えてみせる。
唯一の死角は鬼門とされるクイーンCからの直行ローテか。それでも指揮官は「一般的にはチューリップ賞経由が王道でも、この馬は間隔を空けたほうがいいタイプ。これまで通り約2か月の間隔を取ったのは、これがこの馬にとって王道と思ったから」と万全の態勢を約束する。
続けて5馬身差圧勝の前走パフォーマンスを振り返り「同じ東京マイルのアルテミスS(クビ差2着)は折り合いを欠いて負けたけどね。二度は失敗しないのがルメールという騎手。馬も従順でコントロールの利いた走りができていた。教えたことをすべてものにしてしまう理解力がずぬけている」。止まらぬ進化を約束した。
「近3戦ともついてきた馬はすべて潰れている。それが事実」と締めくくった言葉に“1強”の強い自負が感じられた。
桜花賞過去5年の複勝圏内馬
日付 | 馬名 | 性別 | 年齢 | 騎手 | 人気 | 着順 |
15年 | レッツゴードンキ | 牝 | 3 | 岩田康誠 | 5 | 1 |
15年 | クルミナル | 牝 | 3 | 池添謙一 | 7 | 2 |
15年 | コンテッサトゥーレ | 牝 | 3 | ルメール | 8 | 3 |
14年 | ハープスター | 牝 | 3 | 川田将雅 | 1 | 1 |
14年 | レッドリヴェール | 牝 | 3 | 戸崎圭太 | 2 | 2 |
14年 | ヌーヴォレコルト | 牝 | 3 | 岩田康誠 | 5 | 3 |
13年 | アユサン | 牝 | 3 | C.デム | 7 | 1 |
13年 | レッドオーヴァル | 牝 | 3 | M.デム | 2 | 2 |
13年 | プリンセスジャック | 牝 | 3 | 福永祐一 | 14 | 3 |
12年 | ジェンティルドンナ | 牝 | 3 | 岩田康誠 | 2 | 1 |
12年 | ヴィルシーナ | 牝 | 3 | 内田博幸 | 4 | 2 |
12年 | アイムユアーズ | 牝 | 3 | ピンナ | 3 | 3 |
11年 | マルセリーナ | 牝 | 3 | 安藤勝己 | 2 | 1 |
11年 | ホエールキャプチャ | 牝 | 3 | 池添謙一 | 1 | 2 |
11年 | トレンドハンター | 牝 | 3 | 岩田康誠 | 4 | 3 |
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これらの馬が活躍しているコース
コース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 | 複勝 |
東京・芝1600 | 7- 3- 2-10/22 | 31.80% | 45.50% | 54.50% | 315 | 188 |
阪神・芝1600外 | 5- 5- 2-10/22 | 22.70% | 45.50% | 54.50% | 105 | 118 |
京都・芝2000 | 1- 2- 1- 4/ 8 | 12.50% | 37.50% | 50.00% | 16 | 57 |
阪神・芝1800外 | 4- 1- 0- 6/11 | 36.40% | 45.50% | 45.50% | 140 | 67 |
京都・芝1400外 | 3- 0- 1- 5/ 9 | 33.30% | 33.30% | 44.40% | 281 | 107 |
東京・芝2400 | 4- 2- 2-11/19 | 21.10% | 31.60% | 42.10% | 126 | 70 |
阪神・芝2000 | 3- 0- 0- 5/ 8 | 37.50% | 37.50% | 37.50% | 388 | 137 |
京都・芝1600外 | 3- 0- 1-10/14 | 21.40% | 21.40% | 28.60% | 72 | 69 |
東京・芝1800 | 1- 0- 1- 5/ 7 | 14.30% | 14.30% | 28.60% | 97 | 58 |
京都・芝2200外 | 0- 3- 0-10/13 | 0.00% | 23.10% | 23.10% | 0 | 30 |
阪神・芝1400 | 2- 1- 1-14/18 | 11.10% | 16.70% | 22.20% | 57 | 55 |
東京競馬場芝1600mの重賞している
デンコウアンジュ
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195: :2016/04/08(金) 01:05:50.85 ID:
その場合、池添とデムーロのどっちが先にメジャエンを捕まえに行くだろう?
皐月賞もリオンとサトノの1点にしようと思ってるから
どっちも外人の独占になっちゃうのが悩みどころ
これが日本競馬の現状か