アルテミス予想|過去3年の複勝圏内が得意にしているコースとは

 土曜日、東京競馬場で行われる2歳牝馬の重賞、アルテミスS(GIII・芝1600m)に美浦から出走する注目馬について、関係者に取材した。

■メジャーエンブレム(牝2・美浦・田村康仁)について、田村調教師。
「2週前、先週の1週前と長いところをしっかりやっているので、今週(10/28)はオーバーワークにならないように気をつけましたが、楽に動いていました。この先、大きなレースもありますし、まだギリギリの仕上げではないです。体付きにまだ子供っぽさもあり、これから良くなっていくと思いますが、現段階での完成度はピカイチですね。

 これまでの2戦、馬の後ろに入れて折り合いをつけるようにしたり、直線の坂を上がった苦しいところから頑張らせるようにしたりと、この先レベルが上がった時にも対応できるよう、ルメール騎手が競馬を教えてくれています。掛かることなくジョッキーの指示に従って走りますので、距離が延びても問題ないでしょう。大柄ですが切れる脚を使ってくれます。走りっぷりも良いですし、度胸もあって、牝馬に見えないですよね。どんなレースをしてくれるか楽しみです」

■ウインファビラス(牝2・美浦・畠山吉宏)について、畠山調教師。
「前走の新潟2歳S(GIII・2着)は、勝ち馬は次元が違う感じで並ぶ間もなく抜かれてしまいましたが、1、3着馬が後方から来た馬でしたし、先団から競馬をした馬の中ではこの馬が1番頑張ったと思います。一戦ごとに走りも上手になっていますし、新潟の外回りの1600mで2着と結果を出していますから、今回も同じ左回りのマイルということで不安なく臨めそうです。ジョッキーは晴れた良馬場の方が良いという感触を持ったようですが、前走で柔らかい馬場もこなしてくれていますので、どのような馬場になっても対応できると思います。

 前走で賞金加算できたことで、牝馬限定のここに目標を絞り、一度放牧に出してゆったりとしたローテーションを組めました。帰厩して今週(10/28)で3本目ですが、先週はトロワボヌール(JBCレディスクラシックに出走予定)と併せて遜色のない動きをしていました。ただ先週は息遣いがまだ今ひとつでしたが、今週やって態勢は整いました。素質の高い牝馬相手にどのくらい戦えるかですが、見苦しいレースはしないと思います」

■マシェリガール(牝2・美浦・菅原泰夫)について、菅原調教師。
「前走(クローバー賞・OP・1着)は思ったよりも勝負強かったですし、それがこの馬の魅力だと思います。ジョッキーも想像以上に走ると言ってくれました。2走前(中京2歳S・4着)に武騎手が乗った時も、すぐに勝てると言ってくれましたが、前走ですぐに2勝目を挙げましたしね。前走後は笹針治療など馬体調整をしましたが、感触は良くなってきていますし、だいぶパワーもついてきました。今週の動きを見ても仕上がりは良さそうですね。暮れのGIを狙うような馬も出てきますが、この馬は4戦のキャリアがありますし、横山騎手も評価してくれていますので楽しみです」

■ビービーバーレル(牝2・美浦・中舘英二)について、中舘調教師。
「新馬(2着)、2戦目(未勝利・2着)とスムーズさを欠く場面がありましたから、前走(未勝利・1着)はスムーズな競馬をとデムーロ騎手に話をしたら、ハナを切る形になりました。乗りやすい馬で、どのような競馬でもできるタイプですね。前走後は成長を促そうと北海道に放牧に出しました。ゆったりさせつつもしっかりと乗り込んでもらい、良い状態で帰厩しました。先週しっかりとやっていますので、今週(10/28)は促す程度の追い切りでしたが、良い動きでした。血統的にはダートが良さそうですが、フットワークも素軽いのでダートだけではなく、芝でもやれると思います」

■クナウ(牝2・美浦・松山将樹)について、松山調教師。
「以前は差す形で結果を出していましたが、前走(サフラン賞・500万下・2着)は2番手でレースができましたし、脚質に幅が出てきましたね。使って上向いていますし、相手なりに走る馬なので、このメンバーに入っても見劣りはしないと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)

 

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